このエントリーをはてなブックマークに追加

洋服ブラシのお手入れ方法

気にいった洋服を長持ちさせたいと思う時はありませんか?

長く大切に着続けるために自宅で簡単にお手入れできるのが洋服ブラシ。今回は洋服ブラシの上手な使い方とケアの方法を紹介いたします。

実際ブラシを探すと種類もメーカーも豊富で値段も高額なものから安価なものまであり、初めて使う人であればどの種類を選んでどのようにお手入れしたらいいのかわからない思います。

洋服ブラシを使用する理由

① 汚れを落とす(ほこりや花粉、害虫など)

② 生地の流れをきれいに整え、毛玉が出来にくくなる(予防する)

③ クリーニング回数を減らすことが出来る

④ 洋服の傷みが少なく、洋服が長持ちする

① 汚れを落とす(ほこりや花粉、害虫など)

洋服には目には見えない余計なものが付着しており、そのまま放置しておくと服の繊維の中に吸着してしまいます。日々のお手入れをすることにより汚れを防止できます。

② 生地の流れをきれいに整え、毛玉が出来にくくなる(予防する)

洋服を着ていると繊維が毛羽立ったりほつれたりしてきます。毛玉はの毛羽立ちやほつれた繊維が絡まることで起こる現象です。機械の毛玉取りで取ることも出来ますが使用ごとに洋服の繊維は薄くなっていきます。

ブラッシングにより繊維を整えることで毛玉ができにくくなります。またそれだけではなく素材の風合いやつやが増してきます。

③ クリーニング回数を減らすことが出来る

日々の汚れを落とすことでクリーニング回数を減らすことができます。また、石油系ドライクリーニングでは取れにくい水溶性の汚れを日々のお手入れで出来る限り付着を防止することも可能です。

④ 洋服の傷みが少なく、洋服が長持ちする

クリーニングの回数が増えると少しずつ洋服の生地が傷み、風合いが変化していきます。洋服を長持ちさせるためにはブラッシングで生地に空気を入れてしっかり繊維を整えることが最も重要です。

2

ブラッシング方法

①ブラッシングする衣類をハンガーにかける。

ハンガーは肩が太めのハンガーを使用し、出来るだけ着用時に違いシルエットのハンガーを選ぶのもポイント。ニットなどはハンガーよりもテーブルなどに置いてブラッシングした方がやりやすいものもあります。

②繊維と反対方向にブラッシングする。

繊維方向にブラッシングをはじめると汚れが繊維の中に入り込み汚れが取れにくくなります。先ずは繊維と逆方向に優しくブラッシングし汚れを浮かせていきます。

③繊維に沿ってブラッシングする。

ブラッシングのコツは手首にスナップをきかせてかしだすイメージでブラッシングすることがポイント。しっかり繊維の流れを整えながら埃や汚れを掻き出してください。1回ではほこりを全てかきだせないので上から下に何度もブラッシングをしっかりしてください。ニットなどは髪の毛をブラッシングするイメージで繊維の絡みをしっかり整えながらブラッシングしてください。

以上3点の方法で簡単にブラッシングできます。

ここで忘れやすいジャケットの襟裏やラペル裏、ポケットの中袋などの見えない部分には汚れが特に付着していることも多いので見つけてブラッシングしてください。

ブラシの種類

ブラシにはたくさんの種類もあります。

天然毛ブラシ、化学繊維毛ブラシ、静電除去ブラシ、帽子ブラシ、ファ―専用ブラシ、皮用ブラシ、携帯ブラシ、、、、生地を傷めずやさしくホコリを落とし、静電気が起こりにくい天然獣毛(豚毛・馬毛)を使用したブラシがおすすめです。

天然毛のブラシには「馬毛」と「豚毛」の2種類があり、毛の硬さや特徴が違います。

馬毛ブラシ

しなやかできめ細かく柔らかさに富んだ毛質が特徴。ウールやカシミヤなど扱いが難しい素材にも使用できます。

3

豚毛ブラシ

比較的固めでコシがありハリのあり毛質です。豚毛の中でも白豚毛はしなやかで黒豚毛がコシがあります。ウール素材のコートやスウェード素材のジャケットにも使用できます。

スーツ…豚毛、馬毛

コート…豚毛、馬毛

カシミヤ…豚毛、馬毛

ウール…豚毛、黒豚毛、馬毛

昔の洋服ブラシは豚毛が一般的のようですが、最近はニットでもデリケートな素材も多くなっているので豚毛で力強くブラッシングしてしまうと生地をいためてしまうこともあるので馬毛であれば全般的に使用していただけると思います。

自分の洋服のアイテムをみて判断しましょう。

洋服ブラシの注意点としてブラシのお手入れも忘れずにすることです。

ほこりや汚れを吸着したブラシをお手入れせずに使い続けると逆に汚れを新しい洋服につけることになるので定期的なブラシのお手入れも必要です。

洋服ブラシのお手入れ方法

1 毛の奥のほこりを掻きだすためにクシを使用して掃除します。
2 根元にクシを深く入れ根元につまったほこりを掻きだします。
3 ブラシの色んな方向から1と2を繰り返すとブラシの中にたまった
   ほこりがブラシの上に上がってきます。それらを取り除きます。

暫く使用していないブラシも同様に空気中のほこりがクシの中に入っていることもあるので久しぶりに使うブラシは先ずはブラシのお手入れからはじめてください。

いかがでしたか?

意外に簡単にお手入れできる方法ではなかったでしょうか。

洋服ブラシは、お気に入りの服を長く着るために重要なアイテムです。

着替えてすぐにやっておくことで、気持ちの面でもゆとりができ洋服と向き合うことが楽しくなるかと思います。次に新しく購入する洋服と一緒に長く使用できる洋服ブラシを用意してみてはいかがでしょうか。

お手入れについて他の記事はこちら

【カテゴリー】

LCR_CTR02

ITAL STYLE トータルウェア ONLINEサイト

wear

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連する記事

  • 関連する記事はありません。