このエントリーをはてなブックマークに追加

卒業・入学式のスタイリング。パパは何を着ればいい?

 

結論から言うならば、特にドレスコードが無ければ何を着てもイイと思います。

しかし卒業・入学を祝う式典(セレモニー)であることを踏まえつつ、思い出(メモリー)に残る服装を心がけることでより印象深いものになると思われますし、ご家族の評価も高まるのではないでしょうか。そうした視点に立って考えてみました。

 

基本は式典にふさわしい服装

様々な家族のカタチがありますが、式典の主役は子供たちであり、次いで母親となり、父親はカメラマン兼務という順位が一般的ではないでしょうか。例えるなら前者ふたりが“花”もしくは“絵”であり、私たちは“花器”であり“額”です。

つまり彼らの笑顔を引きだすために、さらに式典(セレモニー)ということを考えるならば、カジュアルではなくドレス寄りの服装を選ぶようにしましょう。想像されるのは以下のようなコーディネイトですが、少々提案も加えています。

 

ジャケパンよりスーツを選びたい。

母親たちはこの日のためにスーツやワンピースなどを新調するということもアリなのですが、父親の場合はなかなか難しいというのが現状ではないでしょうか。お手持ちのスーツからネイビーまたはグレー系のスーツを選びましょう。できれば無地が無難です。

提案としては事前にクリーニングをしておくことです。シワやテカリがなく、清潔でクリースの効いたおろし立てで臨むようにしたいものです。

 

クリーニングされた白シャツにソリッドタイで精悍な印象を。

式典ということを踏まえレギュラーカラーやセミワイドの白シャツを新調しましょう。ネクタイはネイビーやブラウンの無地系ソリッドタイをキリリと結びます。シャツは一度水を通したものの方が身体に馴染むので、事前にクリーニングに出すことを忘れずに。

ボタンダウンシャツはスポーティな印象が強いのであまりお勧めできません。

 

DSC_4814

革製品は黒で統一しましょう。

スーツとのバランスもありますが、ベルトや靴は黒を選びましょう。靴は表革のストレートチップなどが望ましく、スエード素材やローファなど紐のないデザインはカジュアルな印象になるため、避けた方が無難です。

また地域によってアウターが必要な場合がありますが、ステンカラーやトレンチなどクラシックなデザインがお勧めです。

アクセサリーなどは最低限に押さえ、あくまで彼らふたりを生かすにはどうすればイイのかを考え、式典(セレモニー)に相応しいコーデを選びましょう。

 

 

DSC_4767

 

記憶(メモリー)に残るアレンジを加えるなら。

前述の基本バージョン=鉄板コーデを踏まえつつアレンジを加えてみます。ただしスーツを新調するというのは現実的なないので、それ以外のパーツで提案しているので参考にしてみてください。

 

スーツにメリハリをつけるポケットチーフの存在感

式典は午前中もしくは日中に行われることが多いので、白無地のポケットチーフを使いましょう。素材はリネンまたはコットン、TVスクエアという挿しかたが相応しいと思います。シルク素材や他の挿しかたでは“夜”寄りの装いになるのでお勧めしません。

 

シャツはセミワイドを選び、サックスブルーで若々しく

欧米では白シャツよりも淡いブルー=サックスブルーが好まれるそうです。肌や髪さらに瞳の色との相性からこうした傾向があるようですが、われわれ日本人にも似合う色だと思います。もちろんレギュラーカラーが基本ですが、セミワイドのシャツを選ぶことで若々しさが表現できます。

 

DSC_4793

シルクのニットタイで胸元の表情を変える。

無地系のソリッドタイではビジネスとの差別化ができない、そんな心配を解消してくれるのがシルクのニットタイです。ニットタイならばあえて黒を選んでも“重い”印象はありません。もちろんネイビーやブラウンを選ぶのもアリです。

シルバーのタイバーで少し持ち上げるようにすると胸元の印象が変わります。ただしキレイに収めるには少々練習が必要です。

ロングホーズ着用のススメ

靴などの革製品選びは前述のとおりですが、靴下選びにもこだわってみましょう。見えない箇所ですが、だからこそ気遣いが生かされるパーツです。

お勧めしたいのはひざ下までの長さがある“ロングホーズ”です。足を組んだ時にすね毛が見えないという配慮で、欧米では正式な場の必須アイテムです。パンツ丈の短いものを着用するなら、用意しておいたほうがいいアイテムと言えます。

黒やネイビーなどの無地が一般的ですが、少し遊びのあるものが増えているので選ぶ楽しさがあります。

まとめ

冒頭にもありますが、何を着て行ってもイイと思います。しかし主役ふたりを引き立てたいのであれば、式典=セレモニーに相応しい鉄板コーデで臨みましょう。さらに印象深い思い出=メモリーに高めたいのであれば、些細な違いにこだわり見えない箇所に気を遣う、というのが今回の骨子です。

【カテゴリー】

LCR_CTR02

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連する記事

  • 関連する記事はありません。