ビジネスシーンに於いて、男性の装飾品として代表されるネクタイ。 実はネクタイには質感、結び方によっては仕事に対する意識を、判断される重要な要素を秘めています。
わたしたちが追求したビジネスシーンで頼れるネクタイとはどのようなものか、ひとつひとつ紐解いていきます。
【生地】 ネクタイの顔となる生地には発色の美しさ、柔らかさや透明感、ヌメリ感が求められます。 深みのあるネクタイには、生地の生産地が大きく影響します。
わたしたちの選んだネクタイは、イタリア3大繊維産地の一つであるシルクの名産地、コモで生産された天然繊維のファブリックや、 生地の聖地 イタリア ビエラで350年以上の歴史を刻むVITALE BARBERIS CANONICO <ヴィターレ・バルベリス・カノニコ>の厳選された服地ウールを 使用しています。
【縫製 / 裁断 / 芯地】 上質な生地だけでは良いネクタイは作れません。 縫製は、ネクタイの代名詞とも呼べるブランドのネクタイを縫製する、日本でも屈指の老舗へ依頼し、熟練した職人の手作業で生産しています。
長きに渡り培われた経験と技術力で、生地の伸びる方向を考慮し裁断されたネクタイは、ねじれることなく首から真っ直ぐスルリと落ち、美しいラインを保ちます。 また、丁寧に裁断されたネクタイは着脱を繰り返しても弾性による復元力に優れいます。
見えない大検部分の裏側にもこだわりをもちます。 時間と工程を要しますが、美しいカーブを描くラウンド状にデザインし、柔らかい表情に仕上げています。
大検の裏側に見られるハンドメイドの証でもある、“たるみ糸” と呼ばれる糸。( ブランドによっては小剣の裏側にあるものもあります) たるみ糸は、ネクタイを縫い上げた糸の余りの部分で、縫い糸にゆとりを与え、ネクタイを締めたり外したりする際に縫い糸が引っ張られることなく、生地が傷んだり縫製や形が崩れたりすることを防いでくれています。( 機械で大量生産されたものには、たるみ糸は存在しません)
また、使用回数を重ねるごとにネクタイの表面が波打ち、ボコボコと凹凸が出てくるネクタイがあります。 これはネクタイの裁断も影響しますが、芯地と生地を丁寧に据え波打ちが出ないよう一本一本生産しています。
加えて柔らかく、しなやかな芯地を使用していますので結び目も美しく決まり、時間が経過しても緩みにくく、美しさをキープしてくれます。 表情あるV ゾーンの演出に欠かせないディンプル( 結び目のくぼみ) も作りやすく、立体的に仕上げることができます。
ITAL STYLE SHIRT 【イタリアンファブリック ハンドメイドネクタイ】はネクタイの美しさはもちろん、取り扱い易さまで考慮しビジネスのスタイリングを格上げしてくれるコレクションです。