大人のカジュアルファッションの象徴として、多くの方が思い浮かべるであろうテーラードジャケット。
休日のオフスタイルからビジネスでのジャケパンスタイルまで、あらゆるシーンに登場する大人のマストアイテムです。
せっかく着るならお洒落に格好良く、こなれた着こなしをしたいものですね。
ですが、実際のところ大きな声では言えないけれど、
「お洒落に着こなせているか自信がない」
「どんなジャケットを買えば良いかわからない」
「そもそもテーラードジャケットって何?」
だけどそんな事、今更恥ずかしくて誰にも聞けない、、、
そのように思っている方も少なくないはず。
そこで今回は、
①テーラードジャケットとは
②テーラードジャケットの選び方
③こなれ感の出るジャケパンスタイルのコツ
この三つをズバリお答えします。
テーラードジャケットとは
テーラードのテーラーとは「tailor(仕立てる)」の意。
スーツのジャケットと同じような形を持ちながら単体で着やすいよう仕立てやシルエット、ディティール、生地などを変えて別生地のパンツと合わせやすくしているものが基本的に「テーラードジャケット」と言われています。
補足でテーラードジャケットの起源についても記述しておきます。
テーラードジャケットは元々モーニングコートの裾を切り落としたスタイルから始まりました。今の時代では想像するのは難しいですが、寝間着や部屋着として愛用されていたそうです。19世紀末頃からアメリカでビジネスシーンでの着用が増え始め、現在のテーラードジャケットの原型が出来たと言われています。
テーラードジャケットの選び方
先ず伝えておかなければいけないのはテーラードジャケットとスーツのジャケットとの違いです。
スーツのジャケットをジャケパンスタイルで使っても良いのか?
答えは基本的にNOです。
大きな違いは生地と仕立てにあります。
まずは生地。スーツに使われる生地は滑らかな光沢のあるウールであることが多く、カジュアルなジャケットスタイルで使おうと思うと、パンツと素材感が合わず何とも言えない違和感が生まれてしまいます。
テーラードジャケットにはコットン、リネン、シルク、起毛ウール、それらの混紡素材などのカジュアルパンツとも相性の良い風合いの生地が用いられています。
次に仕立ての違いについて。
肩パッドが入っており立体的なのがスーツ。カジュアルなテーラードジャケットには、肩パッドが入っていないことが殆どです。
比較的自然な肩で、リラックスした仕立てになっており、程よく力の抜けた雰囲気がテーラードジャケットスタイルには必要なのです。
因みに、生地と仕立ての違いを説明する前に「基本的にNO」と記述したのは、スーツの中にもコットンやリネン、起毛ウールなどの生地を使用した物でアンコン(裏地・芯地・肩パットなどを使用しない)スーツもあり、生地感が合えばジャケット単体として使える物も存在するからなのですが、そもそもこれらはカジュアル向けのスーツですので、やはり基本的な答えはNOとなります。
では、いざテーラードジャケットを買いに行くとして、どのような物を選べば良いのでしょうか?
上質な生地と仕立て、いわゆる品質の良さを基準にする事は勿論なのですが、コーディネートの面から見るとそれだけでは足りません。
季節感にフィットした生地、自分の体型に合ったシルエットの物を選ぶ必要があります。
先ず生地から。
春夏のシーズンはサマーウール。ラフさを取り入れたいならばコットンやリネン素材の物を選ぶと良いでしょう。
春夏らしく軽やかな雰囲気に魅せてくれます。中には縫製後に洗い加工やガーメントダイを施したデザインもあり、肩肘を張らないこなれた印象を演出してくれます。また、コットンやリネン素材は速乾性や清涼感が魅力です。
秋冬シーズンは保温性に優れたものを選びたいところ。そこでウールとツイードを使用した物がお薦めです。どちらも毛素材なので保温性は抜群。さらに見た目にも暖かく、季節感のある着こなしが楽しめます。他にはベビーアルパカやカシミヤ、コーデュロイなども良いですね。
シルエット。
最も重要なのが肩幅のサイズです。大きめサイズのだぼっとしたシルエットは野暮ったく見えてしまうのでNGですが、かといって小さすぎて背中や胸が突っ張っているのも宜しくありません。
目安としては肩口が1cm程つまめるゆとりがある物を選びましょう。袖丈は親指の先からジャケットまでの袖口の距離が10~11cm程度が目安。インナーにシャツを入れた際に、袖口が1cmほど出るのが理想的な長さです。
身幅に関してはボタンを閉めて着たときに胸にこぶし0.5~1個分のゆとりがあることが目安です。ややタイトな着こなしをしたい方は手のひらが入るくらいのゆとりの物を選んでください。
生地柄
必ず一着は持っておきたいのが無地のシンプルなジャケット。
ネイビー、グレー、トレンドを加味して今年はブラウンをチョイスするのも良いですね。
続いて柄物。ウィンドウ・ペン、グレンチェック、ガンクラブ、チョークストライプ、バーズアイ、ヘリンボーン、ハウンドトゥース、
ピンヘッドなどがテーラードジャケットでよく見かける柄。どれを選んでも間違いありません。こちらもトレンドを取り入れたい方はチェック柄を選ぶと今年っぽさが出てお薦めです。
『こなれ感の出るジャケパンスタイルのコツ』
さて、いよいよコーディネートです。
先ず気をつけて頂きたいのが、柄や色味を増やしすぎない事。柄や色味でコーディネートの主役になるアイテムがあるなら、他は引き立て役に徹する。もしくは全体的に統一感のある色味でまとめるなど、コーディネートには引き算によるバランスが重要です。
いくつか例をあげて見ていきましょう。
「ネイビージャケットの王道ジャケパンスタイル」
ビジネスシーンでのジャケパンスタイルの鉄板ですね。シャツは清潔感のある白やブルーを入れて、タイは同色のネイビーや相性の良いブラウン、グリーンやボルドーなども良いでしょう。勿論、柄の合わせ方には注意してください。
ジャケットが柄物ならばVゾーンはおとなしめに。反対にシャツやタイがキャッチーな柄や色の場合はジャケットをシンプルにしてバランスを取りましょう。
「さりげないカジュアルミックスでこなれ感を出す」
タイドアップしたジャケパンスタイルにこなれ感を出すテクニックとして挑戦したいのがカジュアルアイテムのミックス。例えば先ほど例に挙げた王道スタイルのシャツをシャンブレーシャツに、シルクタイをニットタイに変えてみるだけで、程よいカジュアル感を演出できます。
足元に革靴ではなくスニーカーを持ってくるなど、春夏であればリネンシャツにノータイでリラックスした涼しげなコーディネートも良いですね。
「インナーにニットを入れてこなれ感を出す」
ジャケットのインナーにシャツではなくハイゲージやミドルゲージのニットを入れたコーディネートは上品なカジュアルスタイルのひとつとして世界中で取り入れられています。
例えばハイゲージのタートルネックニットをテーラードジャケットを合わせたコーディネートは準フォーマルとして使え、且つこなれ感も演出できます。ネイビージャケット×ベージュニットやグレージャケット×ブラウンニットは大人の色気が漂うお薦めのカラーリング。
ネイビージャケット×ネイビーニットやベージュジャケット×ブラウンニットなどワントーンで統一感のある組み合わせも良いですね。
春夏シーズンであればコットンニットやカットソーを入れる事でリラックス感を演出する事ができますので、ぜひ試してみてください。
「ダブルブレストジャケットで今のトレンドを取り入れる」
今シーズン注目株のダブルブレストジャケット。昔のバブル時代を彷彿とさせる物とは違い、昨今はタイドアップした着こなしはもちろん、フロントを開けたカジュアルなスタイリングもできるシルエットになっているので苦手意識を持っている方もぜひ挑戦して頂きたいアイテム。
上記三つに挙げた色合わせや、カジュアルミックス、ニットを使ったコーディネートでこなれ感を演出しましょう。
いかがでしたでしょうか?
テーラードジャケットはビジネスシーンからオフ日のカジュアルスタイルまで幅広く活用できる必須アイテムです。上手に着こなし、ぜひ大人のお洒落を楽しんでください。
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