シャツは西欧で中世頃より上半身に着ける肌着および中衣として発展してきたと考えられており、現在では肌着、下着、肌着の上に着る中間着、衿やカフスがついた衣服、上着的に着る衣服など幅広い意味を持っています。
現在のファッションにおける定番アイテムでもあるシャツ
多種多様なデザインに発展し、いろいろなデザインや素材を使用したシャツがある中、おすすめのシャツは「デニムシャツ」です。
デニムシャツとは
デニム生地を使用し、シャツに仕立てたもの。
インディゴブルーが基本の色ですがボトム同様加工によって色々なカラーや、スタッズや刺しゅうなどの装飾デザインがあるものまで様々なタイプがあります。
また、一年を通して着られるアイテムでもあります。
コットンシャツの中でもデニムシャツは一般的なブルーシャツと違い、コーディネイトにこなれ感をプラスするのにうってつけのアイテムです。
一枚はもちろん、カジュアルスーツやジャケットのインナー使いでも重宝する幅広さが魅力的です。
デニムシャツにはカジュアルなウエスタンデニムシャツやワークシャツタイプ、そしてきれいめなスタイリングを決めてくれるドレス感のあるデニムシャツまでデザインも様々です。
~デニムシャツの種類について~
「ウエスタンシャツ」
アメリカ西部のカウボーイ達によって着られ、発展してきたカジュアルシャツのひとつ。
もとは作業用として作られたもので、山形のショルダーヨークやW型のポケットフラップ、切り替えを特徴とするカフス、金属の打ち付けボタンなど明確な個性をもっている特徴的なシャツです。デニムやダンガリーなど厚手の生地で作られることが多い。
「ワークシャツ」
作業用シャツの総称で、機能的なディテール・デザインと実用性を重視して作られたシャツ。生地もデニムやチノなど丈夫なものが使われる。
カジュアルシャツとしても広く用いられており、カジュアルスタイルと相性が良い。
~デニム生地の種類について~
「デニム」
たて糸に双糸、よこ糸に細めの未晒糸(白糸)を使って綾織にした綾織の生地。標準的なブルーデニムは裏白デニムといわれ、縦糸に紺糸、よこ糸に未晒糸(白糸)を使って織られ、縦糸が表面に多く浮いているので紺に見える。
「シャンブレー」
デニム同様、たて糸に色糸、よこ糸に晒糸を使って平織りの薄手コットン地。平織りなのでデニムと違い、白糸が表面にも出てきて霜降り調になっています。ブルー系が一般的で、この青色をシャンブレー・ブルーという。
「ダンガリー」
デニムの一種で主に綿製でデニムよりやや薄手であり、デニムがたて糸に染糸、よこ糸に未晒糸を使うのに対し、ダンガリーは逆で、たてに晒糸、よこに染糸を使うのが特徴で粗い生地感のものが多い。
カジュアルの定番デニムシャツですが、きれい目にスタイリングするなら「ドレスシャツ仕立てのデニムシャツ」がおすすめです。
ドレスシャツの仕様で仕立てられたデニムシャツはどこか品があり、一枚でも、タイドアップからスーツ、ジャケットのインナーに幅広く活躍できるアイテムです。
これからの季節、出番が多くなるジャケットやスーツスタイルとデニムシャツはハズシの効いた大人の男性にふさわしい、きれい目なカジュアルスタイルへと導いてくれます。濃いブルーの色ならカジュアルになり過ぎません。カジュアルな印象をもつ素材なのにドレス。それがスタイリングの幅を新たに広げてくれるポイントです。
そして今シーズンなら、ブラウン系やチェック柄のジャケットに取り入れてはいかがでしょうか。素材感のあるジャケットにも負けず引き立ててくれます。
着まわしやすいデニムシャツはワードローブには欠かせないボトムのデニム同様にスタイリングの定番的なアイテムとして活躍します。そのデザインも様々で、カジュアルからドレスカジュアルまで、幅広くコーディネイトできるシャツなのでぜひ、デザインや素材感などそれぞれに合うスタイリングを試してみて下さい。
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