今回は旅先や出張先でスーツやジャケットをキレイに着るには、どのようにして運べばいいのか、収納方法つまり畳みかたについて考えてみます。
ハンガーに吊って収納できるガーメントバッグが理想ですが、出張や旅行となれば複数のバッグを持っての移動は避けたいところです。
畳みかたと収納方法そして回復方法を心得ておけばスーツケースなどでも安心して運ぶことが可能です。
こうしたことも着こなし、また装いの嗜みとして身につけておきたい知識のひとつです。
シワにならない畳みかたはありません。いかにダメージを少なくするかです。
基本的は“シャツ畳み”です。
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ジャケットの前ボタンを締めます。
通常閉めるボタンだけで大丈夫です。二つボタンであれば上の部分、という感じです。ジャケットが開くことを避けるためです。
※全部閉めるという情報もありますが、通常閉めないボタンを閉じるとシルエットが崩れることがありますので、注意してください。
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ジャケットを裏返して袖を後ろ側に畳みます。
肩の中央付近で後ろがわ、並行に折り畳みます。袖は下に垂らしたままの状態。
左右とも同様に、背骨付近で合うように。
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上下二つに畳みます。
すそ部分が広がらないように形を整えつつ、上下に折り畳みます。
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最後に形を整えます。
表面にし、引っ張りすぎないようにしながらカタチを整えます。これで完成です。
スーツなどパンツも伴う場合は、上記3の工程で上下に挟み込むように収納するといいでしょう。以上が畳みかたです。
収納方法、順番、そしてその前に。
キレイに畳んでも、このままスーツケースに収納したのではシワになってしまいます。その前に注意したいこと、そして収納する順番~場所にも注意しましょう。
圧縮袋に入れてから収納する、という情報が多く出ています。これだけでもいいのですが、その前に大きめのバンダナやスカーフもしくは風呂敷に包むというひと手間でさらにシワが避けられます。
圧縮袋だけでは、袋の中で衣類が偏ってしまいシワが生じてしまうことがありますが、先のひと手間で袋内でのアソビが軽減されます。偏りが避けられるのです。
さらに圧縮袋は空気の抜きすぎにも注意が必要です。空気の層がクッションの役割をしてスーツへのダメージを和らげてくれるためです。
収納する場所と順番も大切です。
基本は最後に収納、初めに開放することです。シワを避けるには吊った状態が望ましいため、収納時間を少しでも短くしてあげることが肝心です。
となると収納場所も決まってきます。負荷のかかりづらい場所に施錠する直前に収納しましょう。
さらにバッグの移動方法も考慮しましょう。縦位置で運ぶのか横位置なのか。襟方向が上に向くように収納するようにします。
バッグ内で遊びがないように、タオルなどを緩衝材として使うことも検討してください。
シワ改善、回復方法について
以上の様に注意してもたたみジワは生じてしまいます。出来るだけ早めに回復方法を施しましょう。
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プレスサービスを利用します。
多くの場合、ホテルや宿泊施設ではプレスサービスがあります。アイロンを借りて自身で処置するより、多少費用は生じますがプロにお願いしましょう。
特に冠婚葬祭など礼服・正装で参加する必要があれば、この方法がお勧めです。
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シワ改善スプレーを利用する。
ドラッグストアやホテル売店などでも購入可能です。深いシワでなければ十分回復できます。使用方法をよく読んで使ってください。
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バスルームの湿気で回復
多くの場合、衣類のたたみジワは湿気で回復できます。バスタブにお湯を入れ、ジャケットを吊っておきます。意外にもキレイに回復できます。
上記の1以外、特に3については個人の責任で対応してください。状態によっては十分な効果が期待でいない場合があります。
シワにならない素材を選ぶことも。
大別すると天然素材はシワになりやすく、化学繊維が含まれるほどシワになりにくい傾向があります。
そういった点からコットンや麻素材のジャケットは旅行・出張に向いていないかも知れません。用向きによりますが、化学繊維が含まれた機能的な素材のジャケットがあると便利です。
まとめ
たたみジワの生じない収納方法はありません。しかし軽減すること、回復を早めることは可能です。
キレイに畳むこと、収納方法と収納場所に注意すること、目的地についたら早めにスールケースから出して吊るすこと。そして回復方法を施すこと、以上です。
ココでお勧めしたいのは、綿素材で大きめの風呂敷です。先のような使い方のほかにもかさ張らないため用途は多種多様、重宝します。
旅行や出張のおともに一枚備えてみてください。
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