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レザージャケット・ブルゾンのお手入れ方法について

 

一枚持っているとコーディネイトの幅が広がるレザージャケットですが、お手入れが面倒だと思っているかたが多いと聞きます。さまざまな情報が交錯しているため、そのように感じているのかも知れません。

しかし、チョット気を遣うだけで表情が変わってくるものレザージャケットの魅力と言えます。

シーズン前にしておきたいメンテ、日々のメンテ、そしてシーズン終わりにしておきたいメンテなどについて、整理してみました。

と言っても、レザーの種類や状態によって異なってきますので、あくまで情報として捉え自己責任で対応してください。そしてここで取り上げるのは、スウェードやヌバックなどの裏面を使ったものではなく、表面を使ったレザーに限りますのでその点も注意してください。

 

 

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シーズン前にしておきたいお手入れについて

夏前にしまい込んだレザージャケット。シーズン前に状態を確認したところ、愕然としたという経験をお持ちの方もいると思います。

多いのがニオイやカビ、そして思わぬシワやよじれではないでしょうか。

専門のクリーニングにお願いするとうのが近道ですが、けっこう予算がかかります。1万円では済まないのではないでしょうか。

状態にもよりますが、ニオイを取るにはまず風に当てることです。

風通しのよい、日陰がベストです。そしてスプレータイプの消臭剤を併用するのもアリです。使用する場合、表面は避け内側にスプレーするようにします。

2~3日で効果があるはずです。

カビが発生していたら、乾いた布でふき取ります。そしてニオイが気になるはずなので、前述のとおりの手順です。カビ臭はなかなか手ごわいので、さらに数日かかるかも知れません。

風にさらしたことでニオイが抜けますが、同様に革自体が乾燥しているはずです。これからのシーズンを楽しむためには十分な保湿が必要になります。

レザー専用の保湿剤が様々販売されているので、色や使い勝手を確認しながら選んでください。個人的には塗布するタイプよりもスプレータイプのほうが扱いやすく、お勧めです。

保湿剤を使ったら数時間もしくは数日してから着用するようにしてください。表面にべたつきが残るので十分にしみ込んだことを確認するようにしましょう。

そして保湿をすることでシワやよじれの解消につながる場合が多いようです。

 

 

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日々のメンテナンスについて

調べてみるとブラシ、しかも毛足が長く、やわらかいものを使ってホコリを落として・・・というのが多く見つかります。確かに理想的ではあるのですが、ブラシを用意するのも少々面倒かなというのが正直な感想です。

レザージャケットはアウターなので(コートのインナー使いというコーデもありますが)ホコリや花粉そして雑菌に接することが多いというのも事実でしょう。そうしたホコリなどを払い落すことが肝心なのですから、乾いた布や雑巾を使っても十分なのではないかと思っています。

帰宅したら玄関でホコリを払い落す。これを習慣づけることで日々のメンテナンスの大半はOKです。

問題なのは雨などの水滴によるシミです。乾いた布で叩くようにしながら水分を散らすようにします。そして十分に乾燥させましょう。乾いたあとで保湿剤を軽く与えることも忘れずに。

また毎日同じジャケットを着ないようにしてください。空気中の湿度や汗による湿気もレザーにはあまりよくありません。アウターのローテーションを考え、適度に休ませるようにしましょう。

 

シーズン終わりのメンテナンス

また来年活躍してもらうためにもメンテナンスを施してから収納するようにしましょう。

まずはホコリや花粉落とし。ブラシなど使うのがいいのですが、先のように布など使い、いつもよりも丁寧に払い落とします。縫い目などに入り込んだホコリは掃除機などで吸い出すという荒業も有効です。

そして気になる汚れには、レザー専用のクリーナーを使います。自己責任ですが、靴用のクリーナーを使っても効果はあると思います。

ホコリや汚れ落としが済んだら、風にあてて一度乾燥させましょう。そのあと、もっとも肝心なのが保湿です。

これも先と同様にスプレータイプがお勧めですが、通常よりも少したっぷりと吹きかけます。べたつきが気にならなくなったら、カバーをかけてクローゼットへ。

このカバーですが通気性の良いものがお勧めで、シャツ生地で出来たものがあればベストです。

手をかけてあげればあげるほど、次のシーズンでの活躍につながると思います。

 

 

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まとめ

ホコリや汚れを落とし、汗などの水分を乾燥させて、適度に保湿する。シーズン終わりの保湿はたっぷりと。そして着用したらある程度休ませる。

ガシガシ使うことで馴染みやこなれ感が出ることも確かです。しかし長く付き合うためにはお手入れは丁寧に。そういう気持ちが大切です。

 

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