ドレスシャツとはどんなシャツでしょう?紳士服の中でもドレスシャツは、ビジネスシーンはもちろんオフの日にも欠かせないアイテムです。自分らしく着こなせるシャツ選びの参考にしてください。
ドレスシャツとは日本でいうワイシャツのこと
ドレスシャツとは、カジュアルシャツ以外の襟付き長袖シャツの総称で、さまざまな種類の襟型・カフス型のシャツが含まれます。英語で言うと「ドレスシャツ」ですが、日本でいう「ワイシャツ」や「カッターシャツ」のことです。
ワイシャツよりも「ドレスシャツ」のほうがお洒落な呼び名であることから、紳士服店などで用いられるようになりました。
ドレスシャツとカジュアルシャツの違い
多くの人が曖昧に覚えて混同しがちですが、簡単に言うとビジネスシーンや冠婚葬祭などフォーマルな場でも着られてスーツに合わせるシャツが“ドレスシャツ”。オフの日などプライベートで私服に合わせるシャツが“カジュアルシャツ”です。
一番の違いは襟
ドレスシャツは基本的にネクタイを締めることを前提につくられたシャツで、襟にはカラーキーパーなどの硬い芯が入っているので、ピシッとした印象でスタイリッシュに決まります。
一方、カジュアルシャツはドレスシャツとは違い襟にそれほど硬い芯は使われていないので、よりラフなスタイルになるでしょう。
ドレスシャツは着丈が長め
ドレスシャツは裾をズボンの中に入れて着るようになっているので着丈が長めです。良質な生地や細い番手の糸が使われることが多く光沢感があり、デザインもシンプルなシャツが多いのが特徴。
カジュアルシャツはズボンの外に出して着るのを前提につくられていますので、着丈は短くなっています。
知っておきたいドレスシャツの役割とは
ドレスシャツは自身がかいた汗をスーツに吸わせにくくしたり、袖・襟などの汚れがつきやすい部分から守る役割があります。スーツの袖先・襟元からドレスシャツが見えるのはそのためです。
ドレスシャツは本来下着
ヨーロッパでは、古くから「シャツ」といえば肌着や下着として着用されていました。もともとシャツとは一枚で上半身と下半身を覆う下着だったのです。現在のシャツのように、ボタンで前開きの形になったのは1870年代といわれています。
ドレスシャツの歴史について
明確には分かっていませんが、歴史的に見てドレスシャツとは、古代ローマ時代に着用されていたチュニックが起源だといわれています。ヨーロッパ中世期には、ハイネックともいえる襟やひだ襟などシャツの装飾化が貴族階級の間で流行しました。
多種多様な襟が流行した19世紀
シャツの歴史のなかで、さまざまな種類の襟型が流行したのは19世紀だといわれています。
しかし、過剰な襟の装飾は少しずつ姿を消していき、ドレスシャツはシンプルなデザインへと変わりはじめます。一番大きく変わったことは“立ち襟”から“折り襟”になり、現在のようなダブルカラーの原形が誕生したことでしょう。
シャツの多様化が進展した20世紀
20世紀になると、シャツの多様化が進んでいきます。ボタンダウンやピンホールなどのドレスシャツが存在感を増し、シャツの種類の多くが20世紀以降に生まれたといいます。
スーツスタイルのアクセントになるドレスシャツ
スーツと合わせるドレスシャツは肌に接する下着のような役割がありますが、スーツスタイルの要ともいえるVゾーンなど美しく見せる役割もあります。ドレスシャツは、スーツスタイルのアクセントに欠かせないアイテムといえるでしょう。
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