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プロが教えるシャツのお手入れと洗濯方法とは?

ビジネスシーンでは欠かせないシャツ。

毎日着用し、洗濯するものだからこそ、傷みやすいし、劣化します。

ですが、少しの工夫をするだけで、その後の持ち具合にも大きく影響します。せっかく買ったお気に入りのシャツも、清潔にできるだけ長く着たいですよね。

ご自宅でできるシャツの洗濯方法やお手入れ方法などをご紹介します。

まずは、通常のビジネスシャツのお手入れ方法について

日常の洗濯方法とアイロンかけ

シャツを裏返しにして洗濯ネットに入れる。

裏返し+ネットに入れることで、表面の摩擦による毛羽立ちを防ぎます。洗いと脱水は中程度、すすぎは長めにするのがポイントです。干す際は裏返しのまま、天日干しをしますが、干す前に襟、前立て部分を手で引き延ばします。

乾いたら、襟とカフス部分のみに軽くアイロンをかける。タンブラー乾燥は熱により生地を縮めたり、摩擦によって生地をいためる原因になるのでやらないようにして下さい。

アイロンの温度はシャツ生地にやさしい中温で、シワはスチームを使ってあてます。紺や黒などの濃色は光りやすいので、当て布を使用して当てるようにします。もしくは裏返して当てます。

白いシャツのお手入れ方法

ビジネスシーンでも最も着る頻度が高い白シャツ。

どんなに洗濯しても、着れば着るほど、どうしても黄ばんできてしまいます。これは、着用と洗濯を繰り返すことで、皮脂汚れが蓄積し普段の洗濯だけでは落ちなかった皮脂汚れが酸化して、黄色くなってしまうためです。

洗い方にもよりますが、30~40%は繊維の中に残ってしまうと考えられています。そこで、普段のお洗濯方法に少し手間を加えるだけで、お気に入りのシャツが蘇る方法をご説明します。

市販で販売している、粉状の酸素系漂白剤を使用します。液体のものも売っていますが、液体だと効果が薄いので、粉状のものをおすすめします。

漂白時の規定量を40度のぬるま湯に漬けこみます。

様子を見ながら、1時間弱ほど経ったら、通常の洗剤を使用して、洗濯機で洗います。汚れの落ち具合を見て、足りなかったら、同様の作業を繰り返します。あまり長く漂白剤に漬け過ぎると、生地を傷めてしまうので、注意して下さい。

見落としがちな襟と袖の汚れには

シャツの汚れの中で一番気になるという方が多い、襟や袖口の汚れ。

気になる部分ではあるのに、見落としがちな箇所でもあります。そして、いつも通りの洗濯を繰り返すことで、汚れが蓄積されていき、黄ばみや黒ずみの原因になります。

そこで、洗濯機に入れる前に、「下洗い」をします。襟や袖口用の洗剤を使って、不要になったハブラシなどで、こすり洗いをします。その後やは、いつも通り洗濯機に入れて洗います。このひと手間を加えるだけで、仕上がりが見違えるように変わります。

ボールペンの汚れには

胸ポケットが付いている型のシャツに、つい入れてしまうボールペン。気が付くと、インクが漏れて、色が付いてしまった。なんてことはありませんか。ボールペンの汚れを落とすには、まずインクの種類が何であるかが重要です。

油性インク・・・

油性インクはアルコールに溶けやすい性質があるので、市販で売っている消毒性アルコールが便利です。女性の方だと除光液やクレンジングオイルでも代用ができます。

溶けたインクが移らないように、シャツを裏返して、ハンカチやタオルなどを下にあて、シミ部分にアルコールをかけます。浮いてきた汚れを不要なハブラシなどで生地の上からたたき、汚れをハンカチに移します。

水ですすいでみて、汚れが落ちが甘かったら、もう一度アルコールをかけるか、食器用洗剤でもみ洗いしてみてください。最後は、普段通りに洗濯機で洗います。

水性インク・・・

水性と聞くと、一見水ですぐに落ちそうなイメージがありますが、インクが乾いて固まってしまうと、溶けにくく、汚れを落とすのが難しいのです。シャツを裏返して、ハンカチまたはタオルを下にあて、食器用洗剤をインク部分になじませ、よく手でもみこみます。ハブラシで上からたたきます(こすらない)。

水ですすいでよくもみ洗いします。それでも汚れが落ちない場合は、ぬるま湯に酸素系漂白剤を混ぜて、10~30分ほど漬けおきします。その後、水ですすぎ洗いをして、洗濯機で洗います。

アイロンかけをなるべく楽にしたい方へ

ビジネスシャツにはシワのないことが必須。

ですが、なるべくアイロンも短時間で終わらせたい方も多いと思います。洗濯方法でその後のアイロンかけが楽になる方法です。ボタンを閉めた状態でシャツを裏返しにして洗濯ネットに入れて通常通りに洗濯するのですが、そこへ柔軟剤を入れます。柔軟剤は洗濯中に他の衣類と絡まるのを防いでくれるので、洗濯シワに大変効果的です。

また、脱水をし過ぎることで、頑固なシワが付いてしまう原因となるので、なるべく15~30秒ほどの短時間で済ませることがポイントです。

お気に入りのシャツを清潔に長く着る為に、是非参考にしてみて下さい。

お手入れについて他の記事はこちら

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